マリオ地上BGMサムネ
多くの世代から幅広く愛されてきたマリオさんのあのテーマ曲のメロディをベースで弾いてみよう!というコーナーです。
耳に馴染みがあってベーシストの日々のトレーニングに必要な要素も結構詰まっていますし弾けようになると楽しいオススメの1曲です!

演奏動画

ベースでメインメロディって難しくない?

難しいです。

が、余程こういった娯楽から隔離されていない限りは大抵メロディが体に染みこんでいますので弾いてみると案外イケるものです。
中音域から高音域まで広すぎず狭すぎずのポジション移動、適度な休符の量、簡単すぎず複雑すぎない指の動きで弾けるようになるとウォーミングアップリズム練習としても使えます。
ちなみに難易度でいえば普通にベースラインを弾く方がはるかに難しかったりします。

マリオの地下BGMを練習したい方はこちらの記事を参考にしてくださいませ。

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マリオ(地上)タブ譜

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メインのメロディ&空いたスペースに軽くベースパートを混ぜたりしています。
運指は極力大きなポジション移動が多くならないようにしていますが、結構高い音まで飛んだりしますので綺麗に音が出せるように慣れるまでゆっくり練習してみましょう。
細かい休符が多いですので綺麗に音を出すのと同じくらいしっかり音を切るという意識も持っておいてください。

解説

難しい箇所をピックアップして簡単な解説も入れておきますので詰まった場合はこちらを参考にしてみてください。

3小節目

譜例1

基本は9フレットを人差し指で押さえるポジションで大丈夫ですが、9フレットから一気に14フレットまで飛ぶ箇所があります。
14フレットは小指で押さえて次の10フレットは中指で押さえるとそれまでと同じポジションになってその後もスムーズに弾けます。
一瞬挟まれている休符の間は押さえている必要がないので上手く利用して戻りましょう。

7小節目

譜例2

さっきの14フレットよりも更にハイポジションの17フレットまで飛びます。
ちなみに14フレットはラの音、17フレットはドの音で頻繁に使われる事の多い音なのであまりハイポジションに慣れていない方はこの曲で何となく感覚を掴んでもらえたらと思います。
最後の12フレットが薬指の理由ですが、次の小節の頭が10フレットで人差し指で効率良く押さえられるようになるので先回りして12フレットを薬指で指定しています。
タブ譜や五線譜を読むのに慣れてきたら心がけて欲しいのは常に先を見る事で、今弾く音ではなく次に弾く音を見るようにしてください。
それにも慣れてきたら次の小節を、と段々視野を広げていけるようになりますのでどんなスケールの流れでどんな運指がベストなのかも弾く前から見えてくるようになります。
譜面を読めるようになりたい、という生徒さんにはそれを目標に頑張ってもらっていますのでこのサイトでもそのヒントになるような事をところどころ書いていけたらなぁと考えています。

10小節目

譜例3

直前の小節からベースライン風のフレーズを入れていますので頭にベース音のドが入っています。
そこから即座にメロディに戻るので右手が4弦から1弦という大きな移動になるのですが、ここがこの曲で一番厄介な部分ですね。
2フィンガーで弦飛びフレーズを弾く場合は指の長さの差で低い音を人差し指、高い音を中指で弾く方がミスも少なく弾きやすいですので慣れるまでは直前のフレーズからしっかり弾き込んでピッキングの順番を決めておいてもいいでしょう。

23小節目

譜例4

曲の中で特に盛り上がる部分だけあって弦飛びや急激なリズムの変化、ポジション移動などここもしっかり練習して慣れるまでは結構たいへんな箇所です。
25小節目にも同じ事が言えますのでここも最初はメトロノーム無しでゆっくり練習してみましょう。
どちらのフレーズにも3連符と16分音符と休符が混ざっていますので弾いていて上手くリズムがハマらない時はチェンジアップの練習なども行ってみてください。

28〜29小節目

譜例5

締めは何となくゲームオーバーにしてみました。
練習として繰り返す場合はこの部分は省いてください。
ここはテンポを少し落として3連の部分はハンマリングやプリング・オフを使ったりしてあげると物悲しいニュアンスが出しやすくなるでしょう。


と、大体こんな感じです。
テンポですがBPM=90くらいが難しすぎず気持ち良く弾けるテンポなのでとりあえずそれを目標にして、慣れてきたら段々速くしてみて残り時間100verくらいのテンポを目指してみるのも面白いかも知れません。
通常の編成で実際にベースを弾く場合はここまでガッツリとハイポジションでメロディを弾き続けるというのはなかなか無い事ですが、メロディアスなフレーズを求められる場合に応用出来る美味しいネタも多く盛り込まれていますので単純に運指練習やリズム練習以外の意味でも弾けるようになっていて損はないオススメの曲です!

この手の有名BGMは結構レッスンでも使用したりしますし、個人的にも好きで色々練習していますので取り上げて欲しい曲などもあればコメント欄やお問い合わせなどからリクエストしてみてください。