スケールを弾けるようになる、理解出来るようになっていく上で欠かせないインターバル(度数)のお話です。
あまり小難しくならないようにシンプルに書いていきます。
インターバルとは?
度数とか音程とか色々言い方はありますが簡単に言えば基準となるキーの音とある音との距離を表すもので、上のメジャースケールだとこうなります。
ここまでは【スケール練習】メジャースケールでインターバル練習基礎編にも書きましたが、度数にも長短や増減、完全など数字によって複数の種類が存在していたりします。
このブログでは小難しい話よりも弾いて指と耳で覚えるところから始めて欲しいのであまり理論的な話は書かないようにしていますが、音と音の距離が分かってきてルートに対する何度の音が鳴っているだとかどういうコードトーンのアプローチなのかが理解出来るようになると更に上のステップに進めて楽しくなる事間違いなしなので、あまり理論の話に興味がない人でも知っていて損する事はないかと思います。
2度
短2度と長2度の2種類があります。
短2度の距離は半音、長2度の距離は全音となっていて、メジャースケールだとミとファ、シとドが短2度でドとレなどそれ以外は長2度の距離となりますね。
短2度は不協和音の代表格のような存在で下手に多用するとコード感が失われる以前にハーモニーとして成り立たないので注意が必要ですね。
とりあえずここではそういう響きもあるという程度で覚えておいてください。
3度
2度と同様に短3度と長3度の2つがあります。
こちらはトライアド(3和音)という最も基本的なコードの構成音のひとつで、メジャーかマイナーかを決める重要な役割を持っています。
短3度は基本となる音から1音半、長3度は2音離れていて、短3度はマイナーで暗い響き・長3度はメジャーで明るい響きになります。
4度
今まで長短ばかりでしたが名称が変わりましたね。
4度の場合は完全4度が正式な名称となり半音低いと減4度、半音高いと増4度となります。
減4度は長3度と同じ音ですがまぁまず使わないですw増4度は後述する減5度と同じ音ですが意味は全く違ってきますのでとりあえずコードやスケールによって呼び方が変わる場合もあるという程度で覚えておいてください。
5度
こちらも基本の5度は完全5度と言います。
完全の場合は半音下がると減5度、半音上がると増5度となります。
減5度の音はディミニッシュ系のコードなど、増5度はオーギュメント系のコードの構成音となっていて、3度と同様にトライアド(3和音)を構成する重要な音です。
特にベースはルートと5度の音を基本にバッキングしていく事が多く、フレーズを組み立てる時に最も使う機会があるかと思います。
6度
ここからはまた短6度、長6度という呼び方に戻ります。
メジャー7thでメロディとぶつかってしまう場合に代わりに長6度を入れたりコードに記されていればスケールの指定になったりと理論的な役割で言えば短6度も長6度も様々な使い方がありますが、小難しいどころか本当に難しくなってしまいますのでとりあえずここではルートに対する6度がどういう音なのかだけ覚えておいて貰えたらと思います。
また別の機会で6度の有効な使い方なども書いていきたいと思います。
7度
ここも短7度、長7度という呼び方です。
3和音から更に音を積み上げて4和音にする場合は基本的にはこの7度のどちらかの音を積みます。
特に短7度はファンク系やブルース系に多く登場するので、馴染みのある人も少なくないかと思います。
という感じで説明は超ざっくりとなりましたが以上となります。
とりあえず増減などの名称やルートからのフレットの位置関係だけでも覚えておいてもらえたらスケールやフレーズの解説の時にチンプンカンプンになるという事はないかと思います。
基本的には有効な練習方法や美味しいフレーズなどを中心に書いていっていますが、覚えておいて損はしない理論のお話もたまには書こうと思いますので気になる事なんかもコメント頂ければ幸いです(`・ω・´)ゞ