メーカーによって様々な弦があり、実は弦ひとつ取っても音質や弾きやすさにかなり影響が出ます。
今回はラウンドワウンド弦に絞ってオススメの弦を紹介するとともに弦の選び方なんかについても書いてみたいと思います。
機材関連のオススメ
弦よりもそろそろ高すぎない範囲で音も作りも良くカッコいいエレキベースが欲しいなぁという人はヽ(´ー`)ノ
ある程度整ってきたらアンプでしっかり音作りを研究したり自分の好きな音も探してみましょう(^q^)
シールドも弦と同じくらい音質に大きな影響がある重要な機材です( ゚д゚)ハッ!
一通り揃ったらヘッドフォンでよりシビアな練習や音作りにもチャレンジしてみたいですね( ;∀;)
目次
色んな種類の弦
ベースを買った時点で絶対に張られている弦ですが材質や太さ、長さなど実は細かい違いが沢山あったりします。
張られていない状態で売られているのはリサイクルショップ等のジャンク品くらいのもので、ベースのネックは弦の張力がかかっている事が前提なので基本的には緩めずに張りっぱなしにしておくのがいいですね。
楽器のスケール・弦長
スケールというのはまぁ楽器のサイズみたいなもので、ベースと弦のスケールをそれぞれ合わせる必要があります。
ベースのスケールというのはナット部分からブリッジサドルまでの長さの事で、このスケールというやつには何種類か長さがあり、ロングスケール・スーパーロングスケール・ミディアムスケール・ショートスケールの4種類が一般的です。
その中で最もポピュラーなのがロングスケールで、市販のベースを適当に買うとほぼこれに当たるでしょう。
ちなみに長さは34インチ(約864mm)
スーパーロングスケールはその名の通りロングスケールより更に長くなります。
長くなった分、弦の張り(テンション)稼ぐことが出来るので5弦以上の多弦ベースに稀に見られます。
勘違いしてロングスケール用の弦を買ってしまうと足りなくて張れないという事態が発生してしまうので注意が必要です。
こちらの長さは35インチ(約889mm)や36インチ(約914mm)など
ミディアムスケールやショートスケールは短くて小さくなる分、楽な力で済むので弾きやすくなるので小さなお子様や女性にオススメです。
このスケール特有の音というか、ロングスケールとは一味違った音が楽しめますし、超ハイエンドブランドであるアレンビックのスタンリー・クラークモデルなんかにショートスケールのベースがあったりもします。高すぎて全く手が出ませんがww
長さはミディアムスケール=32インチ(約814mm)、ショートスケール=30インチ(約762mm)
弦の形状
こちらは3種類に分類出来て、ラウンドワウンド弦・フラットワウンド弦・ハーフワウンド弦があります。
ざっくり言えばラウンドワウンド弦はエレキベースに普通に張られている一般的な弦。
ザラザラした手触りで表面が凹凸の形状をしていてギンギンの明るいサウンドが特徴となっています。
今回紹介する弦もラウンドワウンドです。
フラットワウンド弦はフレットレスベースで主に使用される弦です。
表面がツルツルで平らなので倍音成分も少なくラウンドワウンドに比べて暗めの音が特徴です。
ハーフワウンド弦は上記2つの中間に位置する感じの弦で、主にラウンドワウンドを研磨してフラット状にした弦の事を言います。
弦の材質
一般的なものはニッケルとステンレスです。
特にポピュラーなのはニッケル弦なので今回は主にこちらを紹介してみようかなと思っています。
ステンレスも十分一般的ですが、ニッケルと比べるとブライトな音色となるので人によってはギラギラしすぎて好ましくなかったりジャンルによってはちょっとマッチしにくいかな?という場合もあります。
どちらにも良さはあるのですけどね。
オススメ弦
DADDARIO(ダダリオ)/EXL170
ダダリオと言えば青いパッケージのEXL165がド定番、というイメージですがサウンドハウスやAmazonの売れっぷり的には最近ではこちらの方が主流となってきていますね。
どちらもニッケルのラウンドワウンド弦、1〜2弦のゲージ(太さ)は同じで、3〜4弦がこちらのEXL170の方が細いというくらいの違いとなっています。
単純に弦が太いほどテンションが強くなり張りのある音とされていますが、少し細いからと言って細い音しか出ない訳ではありませんし、タイトで締まって弾きやすくなる分使い勝手の良さはこちらに軍配が上がりますヽ(´ー`)ノ
ダダリオの弦はかなり安価で手に入るようになっていますが、更にオトクな2setパックをオススメします( ゚д゚)ハッ!
DADDARIO(ダダリオ)/EXL165
ある程度のベース歴がある人なら必ずと言っていい程通っているであろう超定番のEXL165。
EXL170のゲージが.045、.065、.080、.100であるのに対してEXL165は.045、.065、.085、.105と少し太めになっています。
が、ベース弦全体を見渡してみるとこちらのゲージの方がまだまだ一般的かな?という感じで別メーカーから移行しても違和感のない演奏が出来るかと思います。
ダダリオはブライトな音質がウリですが耳に障るギラギラが出るという程ではないのでコントロールしやすく幅広いジャンルに対応出来るのも嬉しい点ですね。
ブライト感は1週間程度から段々薄れていきますが、コスパを考えると十分過ぎる安さと言えるでしょう。
こちらもサウンドハウスでは上記のEXL170と同様に超オトクな2setパックがありますのでそちらを紹介しておきますヽ(´ー`)ノ
ELIXIR(エリクサー)/NANOWEB MEDIUM LONG SCALE #14077
コーティング弦と言えばコレ!というしかないくらい高い知名度と質の良さで長年多くのプレイヤーに愛用されてきたエリクサー。
NANOWEB MEDIUM LONG SCALE #14077という超長くてややこしい名前ですが、ミディアムはゲージで.045、.065、.085、.105と標準の太さ、LONG SCALEはそのまんまで一般的な長さのロングスケールという事ですね。
弦である以上、寿命は必ず訪れますが従来の弦とは比べ物にならない長寿命で多少値を張ったところでコスパの良さはその辺の弦には負けない上にコーティング弦ならではの音質やフィンガーノイズの少なさが魅力です。
R COCCO(リチャードココ)/RC4G N
歴史あるブランドの確かな技術が集約されたリチャードココの弦です。
コシの効いた芯が太いサウンドが特徴で、少しハイの響きが落ち着いてきたなーと思ってからの寿命の長さも注目したい点ですね。
かと言って張りたてからギラギラ感も少なく、ハイファイな音や上品な音を求める人には最適の弦のひとつと言えるかと思います。
DR(ディーアール)/MR-45 HI-BEAM
ニッケル弦ばかり続いていたのでたまにはステンレス弦も紹介してみようと思います。
DRのHI-BEAMでこちらも上記のリチャードココと同様にハンドメイドでの生産にこだわるブランドですね。
バキバキの主張の強いサウンドやステンレスのきらびやかなサウンドが特徴ですが、バランスの良い音質で指弾き時のズシンと来る低音もまた魅力です。
タイトで音抜けが良く、これで攻める音作りを徹底的に追求していくのも楽しそうですね。
という感じで、もっと色々書いてみたかったですが今回はラウンドワウンド弦に絞り込んでの紹介としてみました。
フラットワウンドはフラットワウンドでまたそれに特化した記事も書いてみようかなぁと考えています。
今回選んだ5つの弦ですが、それぞれキャラクターが違うのでこれが一番!と一概に決めるのは難しいですが個人的には迷った時はまずダダリオが間違いないでしょうヽ(´ー`)ノ