エレキベースの練習は意外に低音が響いて夜の練習は苦情が心配…かと言って生音だと練習にならない…。
そんな人にオススメのヘッドフォンを紹介します!
機材関連のオススメ
ヘッドフォンは大体このアンプに繋いで音を出すかと思いますヽ(´ー`)ノ
アンプに繋ぐためのシールドも必要ですね( ゚д゚)ハッ!
そもそもエレキベースを手に入れないことには何も始まらない( ;∀;)
音質にこだわるならまずはココ!と言えるのがベース弦ですねヽ(´エ`)ノ
目次
ヘッドフォンの種類
まず、ヘッドフォンには大きく2種類に分ける事が出来ます。
ひとつはリスニング用ヘッドフォンでこれは読んで字のごとく、音楽鑑賞に使用するタイプでまぁ簡単に言えば適当に入ったお店で適当に買えば大体こちらのタイプという通常のヘッドフォンです。
もうひとつはこれから紹介していくモニタリング用ヘッドフォンです。
この2つの違いというかそれぞれの特徴を簡単にまとめておきますね。
リスニング用
■音に味付けがされている。
要するにイコライジングされているという事ですね。
イコライジングというのは周波数特性や位相特性をいじって何たらかんたら〜とまともに説明しだすとマニアックな用語を連発してしまうので、とりあえずヘッドフォンを通るだけで音質が大きく変化すると思っていてください。
■低音が強調されている事が多い。
上と内容は同じですが、気持ち良い低音を求めている人が多いせいか比較的低音が強いことが多い気がしますね。
■楽器の練習をする場合本当の音が分からない。
音に味付けがされているので、今聞こえている音と本来鳴っているはずの音が全く違うという状態になってしまいます。
とりあえずメトロノームに合わせるだけならともかく、これで音作りをしてしまってバンドでスタジオに入ってみたら音がスカスカで結局作り直しとなってしまいます。
モニタリング用
■音に味付けがされていない。
リスニング用とは反対にモニタリング用には音の味付けや加工がされていないのでその楽器、アンプなどの本来の音を聞くことが出来ます。
求める音、理想の音に少しでも近付くためには常にありのままの音を聞いておく必要があります。
■低音部分がすっきりして聞こえる。
良くも悪くもゴチャゴチャもモコモコもしていない音になります。
元々の音を可能な限り忠実に再現することを目的とされていますので物にもよりますが輪郭がはっきりして聞こえたり硬い音に感じることもありますね。
■音作りがしやすい。
簡単に言えば粗が目立つようにもなるのでよりシビアに音作りが出来たり音への理解が深まります。
正しい音を知るためにも最低でもひとつは一定水準以上のモニタリング用ヘッドフォンは持っておくことをオススメします。
オススメの定番ヘッドフォン達
コチラで紹介するのは値段は1万円〜のヘッドフォンで質が高くプロの現場でも定番となっているものです。
上を見るとキリがないので高すぎない範囲の定番たちを。
SONY MDR-CD900ST
モニターヘッドフォンを紹介するならまずこれしかない、というくらい定番中の定番です。
1989年に発売されて以来、未だに業界の第一線で使われていてレコーディングの現場などでもよく見かけます。
あまりにも原音に忠実過ぎて最初は少し物足りなかったり粗が目立ちすぎるという印象を受けるかも知れませんが、逆にこれで納得出来る音やフレーズが弾ければ完璧という事ですね。
各パーツも豊富な在庫があり故障にも対応しやすく長年愛用出来るというのもポイントです。
audio technica ATH-SX1a
こちらも現場での使用頻度がかなり高いプロ仕様のモニターヘッドフォンです。
音質は締まった感じですがエッジのきつさはなくむしろ柔らかい印象を受けます。
ケースを反転させて片側モニターが可能だったり、長時間使用していても疲れにくい使い回しの良さに定評があります。
AKG K240MKII
こちらも根強いファンも多いAKG(アーカーゲー)のモニターヘッドフォンで、デザイン性も高くルックスは個人的にはこれが一番好きです。
エイジングによって特に音質が変わる、というレビューもよく見かけますね。
ケーブルが着脱式なのも便利ですし低域の締まりや全体的な解像度の高さは流石といえる一品です。
元々は12000〜15000円くらいが相場だった気がしますが、サウンドハウスなどでは遂に1万円をギリギリ切る価格に下がってきたので値段を考えるとかなり良い買い物と言えるでしょう。
SHURE SRH840
マイク業界では第一線で活躍し続けている有名メーカーのSHURE(シュアー)ですが、実は高品質なモニターヘッドフォンも出したりしています。
プロエンジニアとミュージシャンのために開発されたハイエンドモニターヘッドフォンと謳っているだけあってその精密なチューニングは必聴と言えます。
上記に紹介したヘッドフォン達と比べると数千円上がりますが、この価格帯では最高峰と言える解像度を考慮するとある意味一番安い買い物とも言えるかも知れないです。
少し安いけどコスパ◎
オススメの定番ヘッドフォン達とシビアに性能を比べると値段の差でどうしても劣る部分は出てしまいますが、性能・コスパともに◎で十分に使えるヘッドフォン達も紹介しておきます。
SHURE SRH440
すぐ上で紹介しているSHURE SRH840の下位にあたるヘッドフォンで、値段が半額近く変わっても十分なクオリティを維持してくれています。
比較的フラットな方ではあるとは思いますが、低域が強めに感じたり音が固く感じるという声もたまに聞きますので割と好みが出るタイプなのかなとも思ったり。
本格的なDTMの世界に没頭するならともかく、ここのタイトルは一応ベース練習でオススメのヘッドフォンなので、普段の練習や音作りでは十分なコスパでオススメ出来るヘッドフォンです。
audio-technica ATH-M30
7000〜8000円台で購入出来るモデルの中ではトップクラスの性能です。
遮音性を高める楕円形状のイヤカップを採用し長時間使用でも快適なモニタリングが可能、コンパクトに折りたためて持ち運びも便利、解像度ももちろん高くイチオシヘッドフォンのひとつですね。
コスパも高く、特定の帯域の強弱も少なくモニターヘッドフォンをとりあえずお試しでと考えている人にもいいかと思います。
SONY MDR-7506
位置付け的にはSONY MDR-CD900STの兄弟機にあたるみたいですが、価格が落ちても質は落ちずでオススメ出来るモニターヘッドフォンです。
900と比べると低域や中域の印象は少し変わりますが、高域は遜色なくベース練習やその他諸々のモニタリングにも十分耐えうる一品です。
こちらは折りたたみ可能となっていますので持ち運びに便利というのも◎ですね。
超安くて聴けるレベルのヘッドフォン達
価格3000〜4000円台にもかかわらずフラットで練習やモニタリングで聴けるレベルのオススメヘッドフォン達です。
Superlux HD668B
個人的にもあまり馴染みのないメーカーだったのですが、友人のオススメという事でお試しで購入。
結論からいうと4000円以下でこのクオリティは十分過ぎるというコメントしか出来ないです。
モニタリング用なので余計な味付けがないのは当然ですが、程良い音の締まりで聴きやすく、低域も高域も下手な強調がされていないので割と細かい音作りやちょっとしたDTMでも十分重宝出来ます。
作りは流石に値段相応ですが、すぐに壊れる気配もなく値段で考えたらコスパも◎でしょう。
CLASSIC PRO CPH7000
こちらも4000円前後で購入出来るモニターヘッドフォンで、音はかなりフラットで値段の割には低域もしっかり再生してくれます。
が、イヤーパッドが少々外れやすく、付け直せない事はないのですが少し難しいみたいで、パッドのコーティングのボロボロは買い直しが出来ないのであえて難点を挙げるならそのくらいでしょう。
値段を考えると長期的に使うというよりは壊れたら買い直してというサイクルになりそうですがコスパも良くオススメ出来るヘッドフォンです。
という感じで、プロ仕様の定番・少し安くて高品質・超安くて性能・コスパ◎という3種類に分けて紹介してみました。
高価格=高品質というのは当たり前といえば当たり前なのですが、最終的には値段に関係なく自分自身の好みの部分が大きいので色々試せる余裕があるなら試すにこした事はありませんが、ここで少しでも何かしらのヒントを得てもらえたら幸いです。
ベース練習のみの用途で使う場合はどれを使っても十分な質なものを紹介していますので、練習だけでなくもう少し先を見据えた用途を考慮して検討してみるのもいいかと思います。
良いモニターヘッドフォンは他にも沢山種類がありますので、気になったものがあれば随時追加・更新していきたいと思います。