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たまにはちょっとしたコラム的なものも書いてみます。
プロとして活動する事を視野に入れている人もそうでない人も参考にしてみて貰えると幸いですヽ(´ー`)ノ

ざっとお仕事の流れ

1月末に行ってきたお仕事の流れをざっと紹介しながらこういった世界での収入を得る方法なんかのヒントになればと思いつつ書いてみます。

まずタイトルにBGM演奏と書きましたが、今回のお仕事の内容は読んで字のごとくパーティー内でのBGM的な演奏ですね。

レストランなんかに入ってもCD等で音楽が流れていますよね?簡単に言うとアレを簡単なバンド編成でばばーっと弾いてしまおうという内容です。

この手のお仕事の演奏はジャンルは多分事務所などによりけりだと思いますが、僕の場合はジャズがほとんどでたまに古い有名なPOPSなんかも弾いたりします。

ちなみにバンド編成も実に様々でインストだとギター&ベース、ピアノ&ベースのデュオが多く場所によってサックスやフルートの人とトリオ編成でやる事もあります。
その場合はジャズスタンダードと呼ばれるジャズの定番のナンバーを雰囲気や流れに合わせて譜面無しで演奏します。
いきなりイントロが流れてコード進行やメロディの流れで曲を判断して即座に反応しなければならない事もあればイントロ前にタイトルだけを言ってくれる人もいたり様々ですが、インストの場合は譜面を見ながら弾ける場合の方が珍しいくらいなのでとにかく定番のスタンダードナンバーを覚えておかないと話になりません。

インスト系のBGMのお話や定番のスタンダードについてはまた別の機会に詳しく書こうかなーという事で、今回はボーカル、ギター、ベースのトリオ編成なので譜面アリです。
何故譜面アリなのかというと、同じ曲でもボーカルさんによってキーが様々である程度キーが決まっているインストよりも大変だからです。

前半

と、BGM演奏の前に今回はちょっとしたプロモーションの撮影がありましたのでこちらについてもサラッと書いてみたいと思います。

今回お誘いがきた事務所は基本的にブライダル系の演奏派遣がメインなのですが、ブライダルの中にフラッシュモブ企画などもしており、ダンサーやサックス、パーカッションの人も入って撮りました。

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2曲撮影して、画像上はearth wind and fireのSeptember

R&B系の定番中の定番でベースラインもめちゃくちゃかっこいいゴキゲンなナンバーです。
フラッシュモブ的な演出が必要という事で最初はギター1人でイントロを回し続け、パーカッション、ベースと少しずつ入っていきメロディを吹きながらサックス登場、サビでダンサーが飛び込んできてという流れでいこうと打ち合わせをして撮影開始。
ウッドベースだったので楽器を起こしてというタイミングも計算に入れておかないといけないのでインのタイミングが思ったより難しかったですww

ちなみにSeptemberはこんな曲で、この手のビートのお手本のようなベースラインと素晴らしいグルーブですのでこれについての記事も書いてみたいなぁと思っています( ゚д゚)ハッ!

そして画像下はフランキー・ヴァリのCan’t take my eyes off you、邦題の「君の瞳に恋してる」でピンと来る人も多いかも知れませんね。カバーだとBoys Town Gangのバージョンが有名かと。

この裸にベストで謎のダンスは以前友人の披露宴の余興に皆でやった事がありますwww
が、こちらはダンサーは無しで歌の人に入って貰って大真面目に演奏しました。

こちらもベースラインはシンプルながらもノリが大事な曲で練習の要素が多い名曲ですね。
伸ばすところはしっかり伸ばして止めるところはしっかり止めるように意識すればビート感が出しやすいかと思います。
今回は割とアコースティックな編成で演奏しましたので音出ししつつベースはどういうラインやビートがいいかなぁと試しつつ弾いたりメンバーの人にこんな感じで弾いてみたら?と提案を貰ったりしつつでかなりシンプルに弾きました。

後半

という感じで撮影は結構スムーズに終わり、少し休憩してから本日メインのパーティー演奏。

と言ってもガッツリ最初から最期までフルで演奏し続ける訳ではなく、今回はパーティー中にスピーチや表彰がある感じだったので、その合間の歓談中のBGMを約20分を2回という進行になりました。

BGM演奏の時間にはあまり相場というものがなく、本当に現場によって様々です。
今回はどちらかと言えば短めで、時計を見ながら大体4曲前後で雰囲気を見ながらという感じでした。

ちなみに曲目はボーカルの人がいましたのでボーカルさんのレパートリーから、曲順通りに譜面を貰ってそれを初見で弾きます。
初見と言っても裏で控えている間に貰って確認出来ますので、キーやコード進行などを簡単に確認したり知らない曲だったり分からない部分がある場合は聞いて確認する事も出来ますので割と気楽だったりします。
全く知らない曲で難解なリズムの曲だと泣きそうになりますが、まぁそんな事態に陥る事はまずないかと思います。

とりあえずコードを見ながら弾ける事と、伴奏の人が出すリズムに合わせてビートを出す事という2つが出来ればとりあえずそれっぽい感じでこの仕事が出来てしまったりします。

まぁ実際はそれだけではありませんし、その2つが特に難しいのですが知っていると音楽を仕事にしたいと思った時も練習の仕方がはっきりするかと思います。
インストの場合はそれだけじゃなく定番の曲を覚えておかないといけませんが、何が定番なのか、その中でもどんな曲を特によく演奏されるかというのはジャズセッションやライブに足を運んだり、実際に色々見たり聞いたりしてみないといけないです。
とにかく色々曲を知ったり覚えたりしておけばリクエストを頂いた時でも対応しやすいので、ジャンルを問わず有名な曲は片っ端から聞いておくくらいの気持ちでもいいでしょう。

ちなみに最近のセッションではほとんどの人がこの「黒本」と呼ばれるスタンダードブックを持ってきます。
227曲も入っていて、セッションでやる曲もこういうお仕事で使う曲もかなり多いですので、興味ある人にとっては必須と言えるもののひとつと言えます。

そんな感じで、今回は演奏が終わったらそのまま帰ってもいいという事だったので、2回目が終わったら邪魔にならないようにサッと片付けて事務所の人に終わりましたと報告を入れてこの日のお仕事は終了となりました。

お仕事を貰うまでの経緯

さて、順序が逆となりましたがこういった演奏のお仕事を貰えるまでの流れも書いてみようかなと思います。

上記の項でも何度か事務所という言葉を出しましたが、こういったBGM演奏のお仕事で個人からの依頼よりも演奏家派遣を行っている事務所からの依頼が圧倒的に多いです。

基本的にはメールで日時と場所、簡単な内容が送られてきてスケジュールが空いていれば受けるという形で後は当日に出発確認や終了報告のメールや電話をするくらいなので実際に事務所に行ったり現場でスタッフの人と会う機会もあまりなかったりします。

で、問題はその事務所というものにどうやって所属していくかですね。

これは本当に色々なパターンがあるとは思うのですが、少なくとも僕は面接やオーディションの類は受けた事がないです。

ではどうやって繋がりが出来たのか?

単刀直入に言うと完全にコネです。

この業界の用語でエキストラ(略してトラと言う事が多い)というものがあるのですが、簡単に言えばその日その現場で仕事をする予定だったミュージシャンが急遽都合が合わなくなったりして代役を立てる事を言います。

何かと目をかけてくれるベーシストの大先輩がいるのですが、特にウッドベースを始めた頃はその人の都合が合わない時は紹介して貰って色々仕事を振ってもらっていました。

紹介して貰ってからは事務所と直接のやり取りで、基本的にギャラは振込なので振込先を伝えて当日の流れを教えてもらって後は上に書いてある流れの通りとなります。

その後は、最初は低い優先順位ですが空きがあればたまにお仕事依頼のメールがきます。

それが少しずつ頻度が増えていき、住まいが現場から近ければ優先的に話を振ってもらえるようになったりして段々定期的になっていきます。

これでようやくこの業界に片足を突っ込めたようなものですが、問題はそのコネや人脈というものをどうやって増やしていくかですね。

これはもう本当に色々な場に顔を出していくしかないです。

その中で親しくなったりついていきたいと思える人に出会う事が出来るかどうか…と言ってしまうと運の要素が強く思われてしまうかも知れませんが、実際に運も結構重要かなぁと思ってます。


という感じで先日実際にやってきたお仕事の話を参照させつつザッとBGM演奏のお仕事の事を書いてみました。

事務所や地域、人によりけりで一概にこのパターンが多いとは言えませんが演奏でお仕事というのを将来的に視野に入れている人の参考になれば幸いです(`・ω・´)ゞ

今年はスケールやコードだけじゃなくお仕事絡みのお話や練習になる曲や覚えておくべき曲など色々紹介出来たらなぁと思っています(`・ω・´)ゞ